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岡畑興産ブログ

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2021.12.09

グリコールとは?効果や安全性、天然由来のグリコールについても解説!

こんにちは。「岡畑興産」の尾﨑です。

化粧品から食品、保冷剤など美容、生活必需品まで幅広い用途をもつ「グリコール」。

 

どんな効果があるのか、安全性は高いのか、身近な商品に使われているので気になる方もいらっしゃると思います。

 

今回は多種あるグリコールの中でも、化粧品の成分として使われるグリコールをメインにご紹介していきます。

 

 

グリコールとは?特徴を詳しくチェック!

グリコールとは、1分子中にヒドロキシ基を2個もつアルコールの総称で、以下のような構造式で表されます。

 

【グリコール(ジオール)の構造式】

グリコール(ジオール)の構造式

炭素鎖にヒドロキシ基が付いている化合物をアルコールと言いますが、炭素鎖に2つのヒドロキシ基が付いている化合物をグリコールまたはジオールと言います。

多価アルコール(ポリアルコール)の一種です。

 

単独のグリコールとして流体の可視化用トレーサや不凍液に使われていることが多いですが、合成原料の1つとして合成樹脂や繊維、界面活性剤、溶剤、食品添加物、医薬品の合成に使われていることもあります。

 

保湿剤の役割で、シャンプーや化粧品などに混ぜて使われるケースもあります。

こちらについては、次で詳しくご紹介しますね!

 

 

化粧品用途の代表的なグリコールをご紹介!その効果とは

多種あるグリコールは、幅広い用途に使用されています。

その中でも、化粧品などに配合されている代表的グリコールを以下にまとめました。

化粧品用途では主に保湿剤として配合されていることが多いです。

 

 

グリコールの安全性は?

主に化粧品に配合されるグリコールの安全性について、以下にまとめました。

グリコールの安全性

プロピレングリコールは特に毒性が低いため、食品や医薬品などにも使われるほど安全性は高いです。

 

このように、化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全に問題のない成分であると考えられます。

 

また、近年では「天然由来」のグリコールも開発されています。

サトウキビ搾汁後の残渣であるバガスを原料とするものなど、天然由来成分を使用したグリコールは、ますます安全性の高い成分へと進化しているようです。

 

岡畑興産でも天然由来のグリコールを取り扱っており、自信を持っておすすめできる商品です。

次で詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

岡畑興産が扱っている天然由来のグリコールもご紹介!

岡畑興産では、(株)ADEKAが製造している化粧品用のグリコールをおすすめしています。

 

「アデカノールNHG eco」という製品名で、表示名称「ヘキシルグリセリン」という名のグリコールです!

用途は、化粧品に配合する保湿剤です。

 

構造式は以下のようになっています。

グリコール構造式

ヘキシルグリセリン「アデカノールNHG eco」の開発のきっかけや、使用するメリットも解説していきましょう。

 

「アデカノールNHG eco」はなぜ開発された?

はじめに、アデカノールNHG ecoを開発した流れを説明します。

 

【化粧品配合用成分の市場ニーズの変化】

化粧品配合用成分の市場ニーズの変化

化粧品に配合される成分はパラベンという原料が主流でしたが、欧米を中心にパラベンフリーの動きが見られています。

その結果、代替品としてグリコールが配合されるようになりました。

 

しかし、グリコールによっては刺激を感じる場合があります。

そこで(株)ADEKAは、低刺激のグリコールを開発しました。

 

それが「アデカノールNHG ecoです。

 

さらに、アデカノールNHG ecoはパーム油を原料とする自然由来指数を達成しており、地球に優しい製品といえます。

 

「アデカノールNHG eco」の特徴やメリットとは

アデカノールNHG ecoの特徴は、主に以下の4つです。

  • アデカノールNHG ecoは自然由来指数100%の天然由来グリコール!
  • 低刺激・低臭気・低添加量の3低を実現!
  • 高水溶性!
  • RSPO対応予定!

 

アデカノールNHG ecoは市場のニーズを満たしながら、付加価値もあるグリコールです。

 

※RSPOとは・・・

持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)の略称。世界自然保護基金(WWF)を含む関係団体が中心となり、2004年に設立された国際NPOです。世界的に信頼される認証基準の策定と、ステークホルダー(利害関係者)の参加を通じ、持続可能なパーム油の生産と利用を促進することを目的としています。

 

次に、化粧品に配合されている成分の特徴を比較してみます。

アデカノールNHG ecoは、パラベン類に比べて水溶性向上、そして低刺激性を実現しました。

 

また、ジプロピレングリコールや1,3-ブタンジオールに比べて、菌への効果が高いこともわかります。

 

 

グリコールの特徴や安全性を理解して正しく活用を!

グリコールには様々な種類があり、工業用から化粧品にまで幅広く使われています。

 

化粧品用途では主に保湿作用を目的として配合されています。

種類によって水溶性や菌への効果、皮膚刺激性などのバランスが様々です。

 

化粧品用途のグリコールの危険性については「化粧品配合量及び通常使用量下において、一般的に安全性に問題ない」ものがほとんどです。

 

そして岡畑興産おすすめの化粧品配合成分、(株)ADEKAのアデカノールNHG eco(ヘキシルグリセリン)は、自然由来指数100%、低刺激・低臭気・低添加量、さらに高水溶性です!

 

商品の詳しい説明については弊社のウェブ展示会「どこ展」にも掲載しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

岡畑興産 尾崎 オザキ

岡畑興産株式会社
機能化学品事業部

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