こんにちは!新入社員のかげやまです!
ヒコみづのジュエリーカレッジと岡畑興産の産学協同プロジェクト記事の第五弾です。
前回に引き続き、ヒコみづのの学生さん達のコンセプト発表の様子をお届けします。
前回の様子は以下からご覧ください。
環境問題を解決 竹×スパイク
チーム:WeviMa
皆さんは”放置竹林”という環境問題をご存じでしょうか。
戦後日本ではタケノコ栽培が盛んになりましたが、管理者の高齢化などにより、管理しきれなくなったタケノコはやがて竹林になり、他の樹木の生長を阻害しているという問題です。
竹は繁殖力・競争力がとても強く、夏場は一日で1mも伸びることもあるとか。
そんな放置竹林の問題にチームWeviMaは挑みます。
サッカースパイクに竹繊維のライナーを使用する構想を考えてくれました。
竹繊維の特徴としては通気性に優れ、また抗菌性が高く吸水性があります。
竹繊維をアッパーのライニング材、インソールに使用することで竹繊維の特徴を余すことなく発揮させることができる、「竹スパイク」を考案してくれました。
そう言えば昔はおにぎりを竹の皮で包んでいたのですから、抗菌性に優れていると教えてくれてなるほどと思いました。ちまきは今でも竹の皮でくるまれていますね。
靴ひもが結べない人のためのサッカースパイク
チーム:サクラ亭
あるサッカー選手の悩みからアイデアを出してくれたのはチーム・サクラ亭。
スペイン代表のガビラ選手は、プロで活躍する今も、靴紐を結べないという個性を持っています。
サッカースパイクのほとんどは紐での締め付け調整を行います。
しかし締め付けのサポートは靴紐以外の選択肢だってあります。
マジックテープ、ファスナー、などなど、色々な可能性を検討してくれていました。
個別具体的な悩みに寄り添い、そこから開発テーマを思い描いていくサクラ亭、目が離せません。
SDGsスパイク×○○○
チーム:バッテリー18
バッテリー18。きっと長年一緒に戦ってきた捕手投手のように固い絆に結ばれているチームです。
このチームはSDGs!これでもかとサステナです!
使わなくなったスパイクを再利用する形で、新たなスパイクを制作する構想を発表してくれました。
なんと更にスパイクの視野を更に広げ、サッカーだけでなく野球やバスケ、陸上のスパイクも対象です。
その中で他のスポーツシューズの特徴もサッカースパイクで活かせるのではないのか、と考えてくれました。
実際にアメフト競技でもサッカーのスパイクが使用されることは多々あります。サッカー競技の為に作られたスパイクが別競技でも活躍する!であれば、その逆も然りなのではないでしょうか!
NEW META 未来のサッカースパイク
チーム:TEAM DR.
おもしろい!コンセプトを決める為に未来のシューズを考えることからアイデアを考えてくれたようです。
未来から現在を構想するようなアイデアの出し方をSF思考と呼び、現在ビジネスシーンでも密かに注目を集めています。
どのような形で”メタ”を落とし込むかいくつか選択肢を考えてくれていました。
どんな靴になるのでしょうか。楽しみです。
ベアフットサッカースパイク
チーム:from1.88
ランニングシューズではもはやお馴染みになっている、ベアフットタイプでサッカーシューズに!
ベアフットシューズはソールが薄く素足感が強く出るのが特徴です。
サッカーでは素足感というのは今でもキーコンセプトとして開発のターゲットになりますが、まさかまさかのベアフット!
狙いとしてはメカノレセプター(足裏のセンサー)発達を狙った、トレーニングシューズの開発を目指します。
トレーニング用シューズ、しかも足裏の感覚を鍛えるようなシューズはとても興味深いと思いました。
サッカー試合での能力の向上を目指したもの、というよりもサッカーが上手になるための、基礎能力を育てる為のスパイクという案は目から鱗でした。
実際に近しいコンセプトはサッカースパイク以外だと前例もあります。
例えば外反母趾の方向けの補助シューズであったり、ランニングサンダルのように、正しい走り方を身に付ける為のシューズです。サッカーでは確かに聞いたことがありません。足裏の感覚を鍛えるシューズ!魅力的です。
いかがだったでしょうか!コンセプト発表の様子は以下の動画をご覧ください!
次回はいよいよモックアップです!
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