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2022.12.20

防汚剤とは?種類や船底・魚網防汚剤の成分・問題点も解説!

こんにちは、岡畑興産の富阪です。

 

いつも弊社ブログをご覧頂きありがとうございます。

 

防汚剤という言葉には、普段の生活では馴染みがないかもしれませんね。

防汚剤とは、一言で言うと「汚れを防ぐ塗料・コーティング剤」です。

 

防汚剤には種類があり、なかには問題視されている成分もあるため、知っておくと安心です。

今回は防汚剤の特徴や種類についてご紹介したいと思います。

 

 

防汚剤とは?

普段、身の回りで接する汚れには服の汚れや、台所・トイレ・洗面所・お風呂の汚れなどがあり、年末が近づくとホコリやガラスの汚れなどが気になりますね。

 

皮脂、ホコリ(砂等も含む)、各種油、洗面所やお風呂に多い菌類の繁殖も汚れの1種です。

 

工業的には、油、水、(切削や研磨による)破片・微粉や薬品などが汚れにあたります。

これらの汚れがついてしまうと、綺麗にするために時間や手間がかかったり、ひどい場合は諦めるしかなくなりますが、そうなる前に、ひと工夫しておくとラクになることがあります。

このひと工夫が「防汚剤」です。

防汚剤は、言葉のとおり汚れを防ぐための塗料・コーティング剤ですが、その多くは界面に膜を形成し、汚れが直接付着しないようにするものです。

 

さらに言えば、物質は拡大すると凹凸も激しく、この凹み部に汚れが溜まることで取れにくくなるため、予め膜を形成して汚れが直接付着することを防ぐとともに、表面を平滑にして汚れを除去しやすくする働きがあります。

 

 

防汚剤の主な種類もチェック!

防汚剤が形成する膜には種類があり、各会社・メーカーの知恵が詰まっていますが、膜の主成分となる材料は以下になります。

  • 樹脂
  • 無機系被膜(ガラス、セラミックなど)

 

この主成分に膜の形成方法や強さなどに合わせて他の成分を配合し、製品にしています。

これらのうち、最も多く使用されているものは樹脂系の防汚剤です。

 

水や溶媒に樹脂を溶かしているものが一般的で、原液または希釈して使用するタイプが多く上市されています。

 

特に樹脂は、撥水・撥油の効果が高いフッ素系のものが多く、また膜の持続時間も調整出来るため多くの製品が上市されています。

 

もし防汚効果が瞬間的に発生すれば良いという使い方であれば、樹脂ではなく、汚れと交わらない成分が使用され、数日で効果がなくなるものもあります。

 

また、防汚剤は船底や漁網にも利用されており、船の動きや燃費を悪くする水棲生物や汚れの付着を防ぐ役割としても使われています。

ただし、種類によって環境への影響が懸念されており、問題視されているものもあるようです。

想定される汚れ、形成した被膜がどのような条件下に置かれるか、また取り扱いのしやすさも含めて検討し、最適な防汚剤を選ぶと良いでしょう。

 

 

防汚剤の種類を知って上手く活用を

形成する膜には種類があり膜の主成分となる材料には、油、樹脂、無機系被膜(ガラス、セラミックなど)があります。

 

1番使用されているものは樹脂系の防汚剤です。

 

原液または希釈して使用するタイプが多く、撥水・撥油の効果が高いフッ素系のものがほとんどで、膜の持続時間も調整出来るため多くの製品が上市されています。

 

想定される汚れや取り扱いのしやすさなどを考慮して、防汚剤を選べると良いですね。

 

弊社では金属加工時に使用する水切り剤を取り扱っております。

 

金属加工の工程において、水が付着しているために作業が非効率となっている場合には、ぜひご相談ください。

 

岡畑興産の常設オンライン展示会「どこ展」では、被膜の形成~撥水効果の確認までを撥水皮膜型水溶性水切り剤(非フッ素系)の動画でご紹介しています。

皆様のよりよい環境作りの一助となれば、幸いです。

岡畑興産 富阪 オカハタコウサン トミサカ

岡畑興産株式会社
機能化学品事業部

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