ひまし油の効果や使い方をチェック！選び方のポイントもご紹介

こんにちは、岡畑興産の山田です。

 

最近、ひまし油を目にする機会が増えていませんか？

ひまし油はトウゴマという植物の種子から採取する植物油で、健康や美容に良い効果があることから、人気を集めています。

 

「ひまし油を使ってみたいけど、どう使うのが正解なの？」と迷っている方も、きっと多いでしょう。

 

今回はひまし油について、その具体的な効果や使い方をご紹介いたします。

 

 

ひまし油とは？その効果からチェック！

ひまし油とは、トウゴマという種子から得られる淡黄色・黄褐色のキャリアオイルのこと。

主成分はリシノレイン酸（約90％）で、その他オレイン酸やリノール酸等も含まれており、粘度は高めでハチミツのようなとろみのある性状です。

 

古くから使用されている材料で、古代エジプト・ギリシャ時代から美容や医薬の用途で使用されています。

ひまし油の用途は多岐にわたり、化粧品・医薬品のみならず、潤滑油・ブレーキ油・可塑剤・塗料・作動油など様々な用途で活躍しております。

 

高い保湿性や肌になじみやすい性質を持つことから、美容面ではスキンケア・ヘアケア用で使われることが多く、さらにシミ予防やツヤ髪の維持、白髪や薄毛の予防にも効果が高いといわれている油なんです。

 

ひまし油に含まれているリシノレイン酸には鎮痛剤や抗炎症剤の効果があり、小腸の働きを活発にさせる働きも期待できるため、医薬面では便秘の解消や腸内の正常化を図る下剤のような役割でも使用されております。

 

薬やサプリとして飲む方法もありますが、後ほど紹介する湿布として使う方法もあります。

飲んだり塗ったりすることで、体内に溜まった毒素の排出が促されやすくなるデトックス効果も。

肌トラブルを抑えるなど、さらなる良い影響があります。

 

また、ひまし油由来のバイオマスプラスチックも製造されているのをご存じでしょうか。

バイオプラスチックを処分する際に発生するCO2は、原料である植物が光合成によって吸収した二酸化炭素であるため、地球環境に優しく、温暖化の抑制にも効果があります。

 

美容や健康だけでなく、地球にも優しい油なのですね。

 

 

ひまし油の使い方は？注意点もあわせて解説

ヘアケアでは高い保湿効果があることから髪の痛みや乾燥に効果が期待でき、ヘアパックとしての使い方がおすすめです。

 

直接乾燥部分やダメージのある部分にオイルをつけて時間をおき、その後オイルが残らないよう洗浄します。

 

ハチミツのようなとろみのある性状ですので、衣服や布製品につくと落とすのが大変なため、お風呂に入る前のご利用がおすすめです。

シャンプー前に使用し、使用された箇所をしっかり洗うことが推奨されます。

 

肌へはパッチテストを行ってOKであれば、乾燥やシミが気になる部分へ塗布します。

特に気になるシミには、直接ひまし油と重曹を１対２で混ぜたペーストを塗り、コットンやガーゼなどで覆って浸透させるのも良いでしょう。

 

ただし、目に入ると刺激があり、軽度の不快感を引き起こす可能性があるため、目のすぐ近くには塗らないよう気をつけましょう。

 

また、一風変わった使用方法として「ひまし油湿布」があります。

ひまし油はお伝えしたとおりデトックス効果があるといわれており、肝臓の働きをより良くさせることで、我々の身体全体における解毒作用を活発化してくれるそうです。

 

ひまし油湿布は、布製品に染みこませ、右わき腹部分にあててホットパックやカイロなどで1時間ほど温めることで効果が期待できるそうです。

粘り気のある性状ですので、いらないタオルなどを敷いて横になることをおすすめします。

 

主成分であるリシノレイン酸は不飽和脂肪酸とも呼ばれ、紫外線で酸化される性質があるため、保管する場合は日光が当たる場所は避けましょう。

 

 

効果の高いひまし油の選び方もご紹介

ひまし油は、不純物を取り除いた精製品とトウゴマ種子から抽出したままの未精製品があります。

 

精製品は、においも色もなく肌への刺激性も未精製品より低減されています。

一方、未精製品はそのままですので、においも色もあります。

 

価格的には精製品がお求めやすいでしょう。

未精製品はお肌への刺激も強めになっています。

 

また、ひまし油製品はお肌事情によって、かゆみや赤みが出るなどの症状も出る場合があります。

ひまし油製品を選ぶ際・使用する際には、事前にパッチテストを行い使用に問題がないか確認いただくこともおすすめします。

 

 

ひまし油の使い方を知って効果的に活用を

天然由来で広い範囲で今現在も使用され続けている、ひまし油。

 

今後も美容・医薬のみならず、工業用途でも活躍していく材料のひとつです。

古くから美容面では高い保湿性を有することからスキンケア・ヘアケア、医薬面では便秘の解消効果や腸内の解毒効果を目的に使用されてきました。

 

現在でもヘアケアアイテムやスキンケアアイテムとしても注目されているひまし油。

髪へのオイルパックや、乾燥・シミへのケアなど、さまざまな用途に使ってみてくださいね。

デトックス効果のある、ひまし油湿布もおすすめです。

 

使用の際はとろみのある性状ですので、お気に入りの布製品への付着には注意しましょう。

 

さまざまな効果が期待できる油ですので、ぜひ色々なひまし油製品にご着目ください。

 

岡畑興産は、東アジアを中心とした化学品専門商社です。

取り扱いのある機能製品・香粧品関連原料は「どこ展」でもご紹介しておりますので、よければそちらも覗いてみてくださいね。