2025.01.29
化粧品成分「アルキルグルコシド」とは?安全性もご紹介
こんにちは、「岡畑興産」の尾﨑です。
食器用洗剤や住居用洗剤、シャンプーや洗顔剤など幅広い製品に配合されている「アルキルグルコシド」。
自然由来成分で肌にも優しいといわれているこの原料について、特徴や期待できる効果、安全性についても詳しくチェックしましょう!
目次
化粧品成分「アルキルグルコシド」とは?期待できる効果を確認!
まずはアルキルグルコシドの基本情報からお伝えします。
- 化粧品表示名称:ヤシ油アルキルグルコシド ※1
- 医薬部外品表示名称:アルキル(8~16)グルコシド
- INCI名:Coco-Glucoside
- 別称:アルキルポリグルコシド(APG)とも呼ばれる
※1 炭素数8~10のアルキル鎖の場合、化粧品表示名称は「(カプリリル/カプリル)グルコシド」となります。このように炭素数で化粧品表示名称は変わります。
アルキルグルコシドは、ヤシアルコールとグルコース(糖)を縮合して得られる非イオン性界面活性剤(ノニオン性界面活性剤)です。
脂肪酸組成がヤシ油とほぼ同じである限り、パーム核を由来とするものであっても、暫定的に化粧品表示名称は「ヤシ油アルキルグルコシド」となります。
天然由来成分であり、イオン化しないため肌に低刺激で、ベビーシャンプーに使用されるなど安全性の高い成分です。
アルキルグルコシドの用途や役割をご紹介!
アルキルグルコシドはノニオン性界面活性剤のため、優れた気泡力と高い洗浄作用を有しています。
そのため、主にボディソープやシャンプー、ハンドソープ、洗顔料、クレンジング製品、スキンケア製品、食器用洗剤などに使用されています。
陰イオン界面活性剤と比較して皮膚に対して低刺激なので、ベビーシャンプーや敏感肌用の製品に含まれていることも多いです。
生分解性や生体への適合性に優れていること、洗浄力や乳化力、起泡力が高いことから、洗浄成分として配合されています。
アルキルグルコシドの安全性は?
続いて、アルキルグルコシドの安全性についてもお伝えします。
アルキルグルコシドは、お伝えしたように皮膚に対して低刺激です。
アルキルグルコシドは外原規2021規格の基準を満たした成分が収載される医薬部外品原料規格2021に収載されています。
20年以上の使用実績がある原料であり、人に対しての影響は以下の結果が出ています。
- 皮膚刺激性:ほとんどなし
- 眼刺激性:ほとんどなし~わずか
- 皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
- タンパク質変性:ほとんどなし
この結果から、通常の使用下であれば、一般的に安全な原料であるといえます。
アルキルグルコシドなどの天然由来原料は岡畑興産にお任せください!
岡畑興産では、韓国最大のパーソナルケア・ホームケア企業である、「LG生活健康社」のアルキルグルコシド(APG)を取り扱っています。
詳細や使用した製品のデータを記載したカタログも、ぜひチェックしてみてください!
今回はアルキルグルコシドを中心にご紹介しましたが、岡畑興産では天然由来原料も多数取りそろえております。
また、弊社は韓国・インド・中国・台湾・アメリカにある個会社と連携しており、強いネットワークを活用したソーシングを行っています。
海外への化粧品原料・化学品原料の展開をご検討の際には、ご相談など何でも承りますので、お気軽にお問い合わせフォームへご連絡くださいね!
アルキルグルコシドの特徴、用途、安全性についておさらい!!
アルキルグルコシドは、ヤシアルコールとグルコース(糖)を縮合して得られる非イオン性界面活性剤(ノニオン性界面活性剤)です。
天然由来成分であるアルキルグルコシドは、主に洗浄成分として配合されています。
肌に低刺激であるほか、20年以上の使用実績があり、一般的な使用下においては安全な原料です。
環境に配慮した製品が増えている中、こういった天然由来成分の需要は高まっています。
岡畑興産では化粧品の原料を多数取り扱っており、天然由来原料も多く取り揃えているため、さまざまなお手伝いが可能です。
例えばスキンケア製品には欠かせないヒアルロン酸Naや精製グリセリン、ヘアケア製品に配合されるアミノ酸系界面活性剤などなど。
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