2022.01.23
サステナブルな化粧品の容器とは?日本・世界での取り組みを紹介!
こんにちは。「岡畑興産」の尾崎です。
現在、SDGsをはじめとして、地球環境に配慮した様々な活動があります。
身の回りにある製品にどんな「サステナブル」が潜んでいるか興味のある人も多いはず。
その中でも今回は「サステナブルな化粧品の容器」についてお話しします。
日本だけでなく世界での取り組みもご紹介しますので、 ぜひお店やWEBショップなどでチェックしてみてくださいね!
サステナブルとは?
現在、世界中の人が共通の目標として取り組みを進めている「サステナブル」な社会の実現。
では、そもそも「サステナブル」とはどのような意味なのでしょう。
サステナブル(Sustainable)を直訳すると「持続可能な」という意味になります。
昨今では自然環境や社会、経済の持続可能性を示す概念として一般的に用いられるようになりました。
簡単に言うと「環境・社会・経済のバランスを考えながら、長期的な目線で自然・動物・人間全てにおいて快適に長く暮らせる状態にしよう!」ということです。
このサステナブルを達成するための世界規模の取り組みとして、SDGs“Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)”があります。
環境問題から経済成長やジェンダーまで、世界共通の17の目標として、幅広い課題の解決が掲げられています。
企業単位でのサステナブルな取り組みも様々あります。
その中の一部、サステナブルな化粧品の容器について次で詳しくご紹介していきましょう。
サステナブルな化粧品の容器とは?世界・日本での例を紹介
(出展元:日本容器包装リサイクル協会)
現在、化粧品市場では生分解性プラスチック、詰め替えボトルや店頭回収リサイクルなど地球環境に貢献する様々なサステナブルな取り組みが進められています。
その中でも2つピックアップしてご紹介しましょう。
岡畑興産で扱うサステナブルな化粧品原料についても、あわせてお伝えしますね。
①日本でのサステナブルな化粧品の容器例
日本を代表する化学メーカーである花王(株)は、1960年代から包装容器の開発にも力を入れている企業で、2019年には「世界で最もサステナブルな企業100社」に選ばれています。
サステナブルを特に重視する花王(株)では、シャンプーやリンスの詰め替え用容器「らくらくecoパック」を開発しました。
さらに内容物の濃縮による容器の小型化や、強度を保ちながらボトルを薄くする設計により、プラスチック使用量を削減してきました。
現在、花王(株)は詰め替え用商品をそのまま吊り下げて使うホルダーの開発や、プラスチックボトル自体をなくすという新発想のフィルムを開発。
プラスチック容器の完全リサイクル化を目指しています。
②世界でのサステナブルな化粧品の容器例
韓国の化粧品大手メーカーであるアモーレパシフィックは、自社商品をココナッツの皮で作られた容器に入れ、グラム単位で販売しています。
リフィール(詰め替え)ステーションではシャンプー・ボディウォッシュ製品のうち、必要な製品の中身を必要な分だけココナッツの皮の容器に詰めることができ、通常パッケージの商品より半額で購入することが可能です。
1点リフィールすることで、ペットボトル3本分と水600ml、25時間分の電力をセーブできるそうで、地球にもお財布にも優しい取り組みとなっています。
そのほか、化粧品容器にメタルゼロ(Metal Zero)ポンプを導入した再生プラスチック容器を活用するなど、様々なサステナブルな製品の導入を行なっている企業です。
岡畑興産ではサステナブルな化粧品原料を取扱い中
岡畑興産でも、近年はSDGsの取り組みの一つとして、サステナブルな化粧品原料を取り扱っています。
代表的なものを2つご紹介します。
ⅰ)大豆由来スクワラン
スクワランは主にスキンケア製品や石けんに配合されています。
日本では深海ザメの肝油由来スクワランが一般的ですが、最近は動物由来から植物由来への切り替えが進んでいます。
岡畑興産では大豆由来のスクワランを取り扱っており、今後需要が高まっていくサステナブルなモノづくりの提案をしています。
ⅱ)バイオマスジオール
現在バイオマスジオールは、化粧品用途では保湿剤として多くの製品に配合されています。
パーム椰子を原料とした植物由来のグリコールなので、石油由来のジオール類を「バイオマスジオール」に置き換えることでCO2排出量の削減に貢献できます。
サステナブルな化粧品の容器を選択肢の1つに!
現在、世界では様々な工夫をして、プラスチックゴミの削減に取り組んでいます。
日本や世界の化粧品メーカーでも、再生可能な化粧品容器が開発されており、注目を集めています。
完全なプラスチックレスの生活は難しいですが、化粧品を選ぶ際にこうしたサステナブルな取り組みや背景を理解した上で選択していくことが、消費者として出来る「サステナブル」な活動なのかもしれません。
そして岡畑興産がおすすめするサステナブルな原料については、弊社のウェブ展示会「どこ展」にも掲載しておりますので、ぜひご覧下さい!