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岡畑興産ブログ

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2022.04.07

酸化亜鉛とは?特徴や効果、安全性など詳しくご紹介!

こんにちは。岡畑興産の尹です。

 

春になり、日差しが気になってくる季節ですね。

私も外出する際は日焼け止めが欠かせません。

 

日焼け止めを選ぶときには、どんな成分が入っているか気になりますよね。

 

日焼け止めや化粧品によく使われている「酸化亜鉛」という成分をご存知でしょうか。

実は、肌への刺激が少なく地球にも優しい成分なんです。

 

今回はそんな「酸化亜鉛」について、成分の詳しい特徴や効果、安全性を解説します。

UVケア

 

 

酸化亜鉛とは?特徴を詳しくチェック!

酸化亜鉛は、非鉄金属である亜鉛(Zn)を高熱で酸化させて製造した酸化物で、白色の六角形の結晶または白色の粉状をしています。

 

酸化亜鉛は「無機系」の紫外線散乱剤であり、肌への刺激性が低いという特徴があります。

 

詳細は以下のとおりです。

 

CAS No:1314-13-2

化学式:ZnO

分子量:81.37

屈折率:2.02

 

酸化亜鉛は日常生活の中で幅広く使われています。

 

自動車のタイヤ、塗料、難燃剤、不透明のガラス、乾燥剤、触媒、食品添加剤、医薬品、化粧品など、各産業で使われていますが、今回は化粧品分野に絞ってご説明します。

 

酸化亜鉛は屈折率が高いため、表面反射が大きくなり隠蔽力が高くなるという特徴があります。

 

UVA・UVBの散乱およびUVAを吸収する紫外線防御作用や、白色顔料による着色・収れん作用があり、化粧品では日焼け止め製品・メイクアップ製品・ボディパウダー・スキンケア製品などに使用されています

 

太陽光は波長により赤外線・可視光線・紫外線に分類されており、可視光線よりも波長が短いものが紫外線です。

 

紫外線は波長の長いものからUVA(320~400nm)、UVB(280~320nm)、UVC(100~280nm)に分類され、波長が短いほど有害作用が強いという性質があります。

酸化亜鉛は、このうちのUVA・UVBに効果があります。

 

化粧品用途では、屈折率が高いと使用時に肌に白く残る「白浮き」や、きしみ感が生じる原因にもなります。

酸化亜鉛の屈折率は同じ無機系紫外線散乱剤の酸化チタンよりも低いため、酸化チタンと比べると紫外線散乱効果は劣りますが、白浮きやきしみ感は酸化チタンほど顕著ではありません。

 

また、酸化亜鉛を微粒子化(ナノ化)することで透明性や使用感を高めた微粒子酸化亜鉛(ナノ化酸化亜鉛)も使用されます。

酸化亜鉛を微粒子化することで、紫外線散乱効果は残したまま、可視光は透過するため透明性が高くなり、その結果として白浮きがなくなり使用感が向上します。

 

 

酸化亜鉛の安全性は?使用の注意点もチェック

無機系の紫外線散乱剤である酸化亜鉛は、米国食品医薬局(FDA)から安定性と効果を認められています。

 

微粒子化酸化亜鉛(ナノ化酸化亜鉛)が健康に及ぼす影響に関しては、2006年から日本化粧品工業連合会が調査を開始し、2014年6月には「微粒子化酸化亜鉛を紫外線散乱剤として使用することにおいてリスクがない」「あるいはそのリスクは限定されたものである」と結論づけられています。

 

欧州のSCCS(Scientific Committee on Consumer Safety:消費者安全科学委員会)も「微粒子化酸化亜鉛は皮膚に塗布した後にヒトに悪影響を及ぼす危険性はないと考えられる」と報告していることもあり、安全性は高いといえるでしょう。

 

酸化亜鉛は光触媒作用を有しており、光を受けると表面で強力な酸化力を発揮します。

皮膚表面でその酸化力を発揮されると安全性を著しく損なうことから、必ず何らかの表面コーティング処理を行い、酸化力を抑制した上で化粧品に配合されます。

 

このような背景から、化粧品に酸化亜鉛が配合されている場合は、表面処理剤・分散剤として、シリカ、水酸化Al、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、トリエトキシカプリリルシラン、ハイドロゲンジメチコン、イソステアリン酸などのいずれか、または複数の成分も一緒に表示一覧に記載されます。

 

使用の注意点としては、バニシンククリームに配合すると乾燥性となって割れやすくなる性質がある点です。

乾燥を防ぐには少量の流動パラフィンを加える必要があります。

 

 

時代は有機系から無機系へ!無機系酸化亜鉛のメリット

青い海

紫外線防御成分には酸化亜鉛のような無機系のものと、有機系のものがあります。

 

これまで説明してきたとおり、無機系の紫外線散乱剤は紫外線を物理的に反射するもので、塗ると肌が白くなったりきしみ感が出るというデメリットがあります。

しかし、最近では透明性および使用感の向上のために微粒子化(ナノ化)したものが開発されており、製品への使用が増えています。

 

一方、有機系の紫外線吸収剤は、紫外線を吸収してそのエネルギーを熱として放出することを繰り返す化学的な吸収剤で、白濁現象がなく広がり性が良いです。

 

有機系紫外線吸収剤には、オキシベンゾン、オクチノキサートなどがあります。

有機系の吸収剤では化学反応が起きるため、アレルギーや肌トラブル、目に刺激を与えることがあります。

 

無機系散乱剤は有機系より化学成分の含有量が少なく、肌への刺激性が低いため、敏感肌の方は有機系よりも無機系の日焼け止め製品を使うことをおすすめします。

 

また、近年では有機系吸収剤が海洋の生態系、特にサンゴ礁に悪影響を与えることから、有機系吸収剤配合の日焼け止めの使用を禁止している海岸もあります。

環境への影響の観点からも、無機系の酸化亜鉛がおすすめです。

 

 

酸化亜鉛の効果や安全性を知って正しく活用を

酸化亜鉛には紫外線散乱効果があり、日焼け止めやメイクアップ製品に多く使用されています。

 

紫外線防御成分には無機系と有機系があり、酸化亜鉛は無機系の紫外線散乱剤です。

 

無機系の紫外線散乱剤には「白浮き」や感触の問題がありますが、最近では酸化亜鉛をナノ化し、白浮きや感触の問題を解決した製品も使われています。

一方、有機系の紫外線吸収剤では白浮きや感触の問題はありませんが、肌への安全性を考えると、敏感肌の人は無機系の方が良いでしょう。

 

また、環境への影響からも有機系より無機系の紫外線散乱剤がおすすめです。

 

岡畑興産は韓国のSUNJIN Beauty Science社の酸化亜鉛をおすすめしています。

SUNJIN Beauty Science社の微粒子酸化亜鉛も表面処理されたもので、粉体の状態や分散体で製品化しています。

興味のある方はぜひお問い合わせください。

岡畑興産 尹 ユン

岡畑興産株式会社
機能化学品事業部

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