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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2024.06.10

海外駐在希望者必見

海外駐在予定社員が語る、バックパッカーから海外駐在へ!語学よりも重視されたスキルとは?

シリーズ:海外駐在希望者必見!化学品専門商社での働き方と求められるスキルとリアル

<プロフィール>
尾﨑修平
岡畑興産株式会社
機能化学品事業部

入社年月日:2021年7月1日
趣味:ギター、フットサル

父と息子と吉田拓郎

第一章:夢見る学生時代

藤原:初めまして、本日はよろしくお願いいたします。

尾﨑:こちらこそ、わざわざ私のためにご来社いただきありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

藤原:あれ?どうされました?すごく緊張されてます?インタビューなので、軽い感じで大丈夫ですよ。

尾﨑:いやいや、無理です、無理です。体中、汗だくです。

藤原:あはは、どうされました?

尾﨑:これまでの藤原さんの記事を色々と拝見させていただきまして、すごいメンバーにインタビューされてますし、皆さん良いことをお話しされているので、そこに入るなんて。緊張というか、何を話したらいいか頭が真っ白になってるんです。 熱いリーダーシリーズ

藤原:あははは(笑)皆さん、ご自身の経験や考えをお話しされているだけですよ。ご心配されずに。

尾﨑:そうなんですけど、前にも、画面にも偉い人がいますし・・・。

藤原:社長、事業部長がいますね。

尾﨑:何か、面接されている感じです。(笑)

藤原:でも、入社の時は「俺は将来、社長になるんだ」的なビッグマウスぶりだったと、聞いていますが。

尾﨑:すみません、まじで勘弁してください。若気の至りです。

藤原:あはは。若気の至りと言ってしまいましたが、今おいくつですか?

尾﨑:今年で28歳になります。

藤原:やっぱり、若いですねー。ん?私の息子と同じ歳ですね。ちなみに、お父さんはおいくつですか? 

尾﨑:父は57歳ですね。

藤原:私とほぼ一緒ですね。息子にインタビューしている感じです。

尾﨑:父も数年前に会社を辞めて、藤原さんと同じで独立しました。

藤原:なんか、怖いくらいマッチングしてますね。ちなみにお父さんの好きな音楽は?

尾﨑:あ、それはもう間違いなく、吉田拓郎さんです。

藤原:マジですか!私も大ファンです。いや、マニアなくらい大好きです。(笑)

尾﨑:そうなんですか?一緒じゃないですか!だから、私も拓郎さん大好きなんです。

藤原:若いのにいいですね。ちなみに好きな歌は?

尾﨑:「今日までそして明日から」です。実は、私の結婚式の最後に父にこの歌詞をベースにした感謝の手紙を読んだんですよ。

藤原:へー、羨ましいです。で、どうなりました?

尾﨑:号泣してましたね。(笑)

藤原:でしょうね。いやー、びっくりです。インタビュー辞めて、三人でゆっくり話したいですね。

尾﨑:本当です、きっと父も喜ぶと思います。

典型的理系がバックパッカーに

藤原:話を戻しますが、入社されたのはいつになりますか?

尾﨑:2021年7月入社なので、3年ほど前です。

藤原:あ、中途採用か何かで?それまで、どこかでお勤めされて?

尾﨑:いや、仕事するのは岡畑が初めてです。

藤原:えーっと、計算が合わないですね?(笑)

尾﨑:いやー、色々ありまして。(笑)

藤原:色々あって?(笑)ちなみに大学はどこの?

尾﨑:東京理科大学です。

藤原:とても優秀な大学じゃないですか!専門は?

尾﨑:応用化学です。

藤原:バリバリの理系ですね!研究所で実験するタイプとか?

尾﨑:いやいや。(笑)バックパッカーで世界旅行ばかりしてました。これも父の影響かもしれませんが、父もバックパッカーでして。

藤原:お父さんがバックパッカー?(笑)

尾﨑:父が若い時のバックパッカーってかなり珍しいみたいで。

藤原:ですね。(笑)

尾﨑:確か日中平和友好条約が結ばれた少し後なので、1985年くらいと聞いています。単純にバックパッカーってどんな感じなんだろうって思い、私もその影響で始めたんです。

藤原:お父さんは真の旅好きだったんですね。

尾﨑:「これはチャンスだ!よし、中国に行くぞ!」って、行ったらしいです。(笑)

藤原:なんという行動力というか、瞬発力。。。

尾﨑:そこはすごく影響を受けていると思います。

英語で仕事がしたい

第二章:就活学生「英語で仕事」に憧れる

藤原:尾﨑さんは元々、海外に興味があったのですか?それとも旅行好きだったとか?

尾﨑:実は父が地図を作る会社に勤めていまして、家に世界各国の地図の本や観光の本など山ほどあったんです。

藤原:へー、それで地図を見ているうちに、世界各国に興味を?

尾﨑:そうですね、ほんと小さい時から地図を見ながら、この国に行ってみたいな、とか、この景色を見たいなとか、東南アジアが多かったですが。

藤原:家で世界旅行の想像が出来たのですね。

尾﨑:でも、実際にバックパッカーをやってみると、お金は無いし、またバイトして、お金を貯めて、海外に行って、またバイトして海外に行くという繰り返しだったので、結構苦しかった思い出も多いです。

藤原:で、バックパッカーばっかりやってる場合ではなく、就職を考えたんですね?(笑)

尾﨑:いや、実は、4年生の時に卒業も就職先も決まっていたんですが、心の中で「こういう人生、何か違うなー」みたいな気持ちが芽生え始めたんですよ。

藤原:何か違うといいますと?

尾﨑:やっぱり、英語を活かした仕事に就きたいと思ったんですよね。

藤原:あー、世界も見てるし、バックパッカーの経験で英語も話せるし。

尾﨑:いえ、全然話せませんでした。(笑)

藤原:え?

尾﨑:でも卒業後、バイトしながら独学で英語の勉強をして、TOEIC730くらいまで何とか。

藤原:留学しなくて、日本に居ながら独学ですか?

尾﨑:ですね。なんとかなるだろうって思っていたんですかね?(笑)

藤原:でも、日本にいて短期間で700を超えるくらい勉強されたってことは、相当ですよ。

尾﨑:向こうで、言葉にはかなり苦労しましたから、英語は話せるようにはなりたいとずっと思ってました。

藤原:それで、英語を活かした仕事に就きたかったのですね。岡畑にはどういった巡り合わせだったのですか?

岡畑興産=「堅苦しくない」&「海外駐在」という直感

尾﨑:そろそろ、ちゃんと仕事をしようと、就職エージェントから10社ほど候補をもらって、数社まで絞ったんです。でも直感で岡畑興産に決めました。

藤原:直感?それはまた何で?

尾﨑:まず、一番大きかったのは岡畑では「化学を活かせる」、「英語を活かせる」、「海外でも活躍できる」の3つ揃っていたことです。

藤原:なるほど。

尾﨑:それに加えて、ホームページがポップで堅苦しくない雰囲気にはビビッと来ました。何事にもチャレンジ出来そうなのが、ホームページから伝わってきて。

藤原:確かに堅苦しくはないですね。(笑)

社長/萩田:あははは(笑)

尾﨑:そういう会社って、社員にも取引先さんにも、もちろんお客様にも「正直」というイメージがあって。

藤原:正直?

尾﨑:何というか、社員が会社に管理されてないというか、自分の時間も持ててライフバランスがとてもとれてるという感じでしょうか?

藤原:なるほど、大きな会社ほど社員を管理する傾向にありますしね。

尾﨑:もっと、調べていくと、海外に個会社(※)があるというのも知って、海外駐在できるじゃないか、これはもう間違いないと。
※岡畑興産では子会社を個会社と表記

藤原:求めていた会社だったんですね?

尾﨑:大学で応用化学を専攻していましたし、海外に個会社のある商社ということは、ケミカル商材を扱って、英語も話せるし、駐在の可能性もあるという、理想の会社だったんです。

藤原:得意分野とやりたいことが出来る会社をとうとう見つけたって感じですね。

尾﨑:そうなんです。で、会社説明会があると耳にしたので行ってみたら、まさかの面接だったんですよ。

藤原:あははは。(笑) 騙したわけでは無いですよね?萩田さん?

萩田:とんでも無いです。説明しながら面接みたいになってたかもしれませんが。(笑)我々としては、東京理科大学の応用化学専攻で、英語もそこそこ話せて、結構人懐っこいところもありましたから、これはもう最高に岡畑興産向きの人間だと思って絶対に採用しようとは思ってました。

藤原:人懐っこい?

萩田:そうですね、理系にはあまりない人懐っこさがありました。

藤原:なるほど。で、その説明会兼面接で誰とお話しされたんですか?

尾﨑:萩田さん佐藤さん山田さんです。

藤原: マインドセットの萩田さん、専門性の佐藤さん、寄り添う山田さん、って面接最強メンバー。やっぱり、採用決まってましたね。(笑)

尾﨑:その時はそんな状況なのは全くわからなかったですけどね。

藤原:で、無事に岡畑に就職されて、今はどんな仕事をされているんですか?

英語より大切なもの

第三章:働いてみると「語学力」より「コミュニケーション力」の人

尾﨑:東京支店で香粧品分野の営業をしています。

萩田:入社時は山田さんのチームでお客様の状況やヒューマンスキルの基礎を学んでもらうために大阪勤務でしたが、今は東京で上司や先輩から専門性を学びながら活躍中です。

藤原:そうでしたか。大阪で「コミュニケーション」、東京で「専門性」、念願の「英語」は使ってます? 

尾﨑:頻繁に使ってます。日本のお客様のご要望に応えるために、インドや海外の営業担当者さんとのやりとりが頻繁にあるので。

藤原:じゃ、直感通り理想の仕事に就けて、やりがいにもなってるんですね?

尾﨑:もちろん、英語を話せている仕事は嬉しいんですけど、それよりもお客様とお話をしたり、要望に応えるために勉強したり交渉したり、その結果新しい契約になった時の方がはるかに嬉しいですね。

藤原:なるほど、これがヒューマンスキルの成果というか、勝負してるところなんですね。英語より営業の方が好きになった感じですか?

尾﨑:いや、実は私は営業職は向いていないと思ってます。やっぱり、大学で学んだ応用化学の専門職側の人間だと思ってます。

藤原:でも、やりがいを感じるのはお客様とのコミュニケーションや受注できた時なんですよね。

尾﨑:はい、間違いないです。お客様との人間関係が作れるいうか、信頼いただけるっていうのは嬉しいです。その信頼の結果として、新しい契約に繋がった時は本当に飛び上がるくらい嬉しいです。

藤原:人間関係が構築されて、飛び上がるくらい嬉しいというのは自然と、応用化学が活かせてるとか、英語が話せるより、“営業の仕事”の方が楽しくなっているんじゃないですか?

尾﨑:え?

藤原:契約は飛び上がるくらい嬉しかったんですよね?

尾﨑:ですね。。。ん?今言われて初めて気付きました。

藤原:営業向いてないと言いながら、実は向いていたのでは?

尾﨑:無意識にお客様とのコミュニケーションが好きってことは、そういうことかもしれません。新しい発見です、ありがとうございます。

「語学を活かす」はスキルの後

萩田:岡畑は、グローバルな化学品専門商社ですから、「化学の専門性」と「コミュニケーション力」と「語学力」は必須なんですよ。

藤原:確かに。

萩田:グローバルな化学品商社、と言ってしまうから勘違いしてしまうのかもしれませんが、“語学”は最後なんですよ。まず、“専門性”と“コミュニケーション力”が必要なんです。「語学力活かしながら、営業したい」みたいな発想は、現実的ではないかもしれません。

藤原:英語を活かせる仕事だと、給料もらいながら英語に磨きがかかるみたいな?

萩田:その考えは、商社ではあり得ないんです。我々はお客様あっての商社ですから、営業が一番大切なんです。当たり前のことですが、うちの原料を採用されたいって思うじゃないですか?それは営業担当者がお客様とコミュニケーションをとるところから始まるんです。それでお客様のお困り事を理解して、海外のメーカーさんにお願いして、その解決策の提案を繰り返し、繰り返し足を運んで、ようやく仕事に結びつくんです。英語が先ではないんですよね。

藤原:「英語を使う仕事」と「仕事で英語を使っている」のは意味が違いますね。「化学専門知識」、「コミュニケーション力」、「語学力」の順が大切なのに、「語学力」が先に出てしまうのは、確かに違いますね。

人懐っこさが花を咲かす

尾﨑:お客様とお話をしたり、提案を繰り返していると、無意識に「お客様ファースト」の行動になっていきますね。語学力は二の次というか。

藤原:そういう考えでお話をしているうちに関係性を深まったわけですね?

尾﨑:いやー、怒られることも多いですが。(笑)でも、最終的にお客様の問題解決や売上につながった時はほんと嬉しいですよ。

社長:理系の営業の人って、この用途にはこの原料や技術が良さそうだとか、スペックとファクトベースになりがちなんです。でも尾﨑さんは、この人のために原料を探すんだっていうのが、仕事の原動力になっている気がします。

藤原:あー、だから萩田さんが初対面の時に「人懐っこい」って感じたのは「営業力」と「専門力」の両方を見抜いていたんですね?

萩田:そうかもしれません。でも、彼はそんなにコミュニケーションがうまいわけじゃないですよ。気の利いた一言も言えないですし。(笑)

全員:あはははは。

藤原:でも、「営業思考」を短期間で無意識的行動でやっているのは、すごいです。 


最初は、「英語」が話せる仕事に就きたかったけど、実際に3年経って振り返ってみると、裏側で「英語」話しながら、表側では「お客様のため」に仕事をしていることが喜びになってるんですね。

バックパッカー対ビジネスマン

第四章:夢見る海外駐在

尾﨑:確かにそうですね。英語がメインではないですね。言われてみないと気づかないですね。私にとって、今日は気づきがいっぱいの時間です。

社長:確か、最終面接の時に「スーツ着て海外出張に行きたい」って言ってたね?僕はラフな格好で面接していたので、鮮明にその言葉を覚えてる。

藤原:スーツで海外出張?なんか、普通な感じですけど。(笑)

尾﨑:いやー、実はバックパッカー時代、飛行機でビジネスバック片手にネクタイを締めてる会社員の人がカッコ良くて。

藤原:で、憧れて?

尾﨑:はい。(笑)私は短パンにTシャツの小汚い格好で、財布の中もバイトで稼いだ少しのお金しかないし。「なんなんだ、この差は?」みたいな感情と情景は一生忘れられなくて。

藤原:その人も颯爽と歩いて行ったんでしょうね?(笑)

尾﨑:なんか、キリッとした人でした。(笑)

藤原:あははは。

尾﨑:そこで誓ったんですよね。「世界で活躍できる“スーツ着た商社マン/パーソン”になるぞーー!」って。

藤原:っていうか、もうすでに夢、叶ってるじゃないですか?

尾﨑:おかげさまで、“スーツで海外出張”という夢は何度も叶えているんですけど、何も出来ずに終わってるというか。スーツを着ているだけのビジネスマンで終わっているのは、少し違うと思ってまして。

萩田:実は9月から韓国に駐在が決まってるんですよ。

藤原:え?マジですか?やりましたね!それこそ、スーツ着てる海外出張から海外駐在員になりましたね!すごい!「バックパッカーから海外駐在員」!

尾﨑:不安だらけですよ。

熱意は会社を動かす

藤原:若い人の駐在はよくあることなんですか?

社長:社長就任以来の長年の夢、念願かなってという感じです。これからもこういう機会をどんどん増やしていきます。今回は、その第一歩目なので、社内でのハレーションは大きかったですよ。まだ早いとか、もっと経験を積んでからとか、抜けられたら困るとか、足手まといになるとか、そういう意見もよくわかるのですけど、やっぱり、やるべきだと思ってて、数年かけて社内を説得しました。

藤原:社長が部下のために必死になるという珍しいケースですね。

社長:いやいや、社長はそもそも部下のために必死になるものですけどね。

藤原:確かに、それはそうです。(笑)

社長:私もそうですし、今の管理職のほとんどが、若い時に海外駐在というチャンスを会社からもらっていて、その経験があったからこそ、今があると思ってるんです。萩田さんは駐在員になるまで、どれくらいでした?

萩田:8年ですね。

社長:彼は3年でそのチャンスを手に入れましたからね。こんな人、いないですよ。

藤原:手を差し伸べるのは大切なことです。

社長:若い人たちに、「そういう経験やチャンスを与えたい!」という発想は、当たり前といえば当たり前なんですよね。当時の先輩たちもきっと相当な無理をして、我々を海外に送り出したんだと思います。

藤原:常に、次世代や後輩や部下へのお礼返しをするという発想が、会社をいい方向に向かせている感じがします。

社長:なるべく若い時に、“担当者”として海外経験を積んでもらいたいんです。海外駐在の自由度も謳歌してほしい。日本でさらに経験を積んでから、脂の乗った“責任者”として、満を持して再び海外に行くというのが、理想の商社パーソンのあり方かなって思っています。

藤原:日本での担当は「営業の基礎」を学び、海外駐在で「海外営業の基礎と、出島的自由度」を学び、日本に帰国した時にはたくさんの引き出しから、お客様に喜んでいただける提案が出来るという、スパイラルが出来ますね。

社長:そうなれると嬉しいですね。

藤原:尾﨑さん、これはえらいことになってますよ!(笑)

尾﨑:どうしましょ。(汗)

萩田:でも、確かに社長も会社も動きましたけど、彼の“海外行きたいアピール”はすごかったですよ。(笑)

尾﨑:そんなことないですよ!(笑)

萩田:いやいや、私が東京出張のタイミングに合わせて、夜ご飯の予定を入れてきて、「実は今、韓国で働くためにハングル語習ってます」とか「家族にはもう伝えていますので、そこは心配はいりません」とか、猛アピール受けました。他にも、細かな猛烈アピールは、何度も何度も上司やチームメンバーにあったみたいですし。無銭飲食の常習犯。(笑)

藤原:あははは。(笑)ある意味、アピールが上手というか、根回しすごいというか、実際どうだったんですか?

尾﨑:はい、確信犯かもしれません。(笑)

藤原:いやー、親譲りの行動力ですね。

社長:自分の夢を宣言して、手を挙げることって、とても大事ですよ。夢とかやりたいことの大小は関係なくて、これをやりたいっていう意思表示することってすごく意味があるんですよね。結局、尾﨑さんの宣言や挙手が、僕らを本当に突き動かしたわけですから。

藤原:若気の至りから来るものとは違いますね?

社長:そもそも、「若気は至るもの」じゃないですか。(笑)

藤原:あははは、確かに。

社長:彼の場合、素直でピュアで深く考えず、アピールして来て(褒)、僕はそれこそが若さだと思ってるんです。「若気よドンドン至れ!」って感じで、尾﨑さんにはその若さがあるし、それに加えて、不器用で努力家。これは、若い彼が会社を動かした重要なファクターになったと思います。

藤原:そういう若い人が努力していると、応援したくなりますしね。

萩田:私は奢らされましたけど。(笑)

全員:あははは。

仕事の第一は人間性

藤原:結局、英語ではなく専門性と人間性の掛け合わせが尾﨑さんの異動に影響してるのかもしれませんね。

社長:彼は「化学」と「英語」という専門性で勝負出来るのに、「人間性」という人懐っこさで勝負というか、営業しますからね。「スーツ着て海外出張」みたいな、我々からすると少々短絡的にも見える夢を、商社に入って実現したけど、実際はあんまり役にも立ってなかった。多分、韓国でも同じようにそういった自分の無力さに気づくと思うんです。彼のことだから、足りないところをまた勉強してそれを埋めて、貪欲に成長する、そんなイメージが持てるんですよ。

藤原:何となく、想像が出来ます。

社長:しかも、「海外駐在したい!!」って、ずっと手を挙げ続けてたんですよ?そんな彼を海外駐在させられない会社なら、誰が海外に行けるの?っていうくらい、フィットしてるでしょ。「人と組織のフィット論」

出る杭になる

藤原:こんなに言われて、どうですか?

尾﨑:すごく嬉しいですし、ワクワクしてきました!

藤原:え?プレッシャーじゃなく?(笑)

尾﨑:それももちろんありますけど、海外で働くってこんな経験、人生であります?

藤原:あ、そこですか?確かにほとんどないですね。海外で働いている日本人は約130万くらい(※1)だから、7000万人の日本の雇用者数(※2)からすると2%くらいになりますね。
※1令和5年外務省HPより
※2令和5年厚生労働省HPより

尾﨑:2%ですよ!そりゃ、駐在のためなら、失敗も勤勉も怖いものはないです!ワクワクが止まらないです。

藤原:これが若さというものなのかな?(笑)

尾﨑:それに岡畑は出る杭は伸ばしてくれるので(笑)

藤原:確かに!尾﨑さんは、岡畑にとっては「出る杭」なんだ!でも、出る杭は結果を出さないといけませんよ。大丈夫ですか?(笑)

尾﨑:私が昔、空港で見た人は「スーツを着た商社マン/商社パーソン」ではなく、「海外で結果を出せるスーツを着た商社マン/商社パーソン」だったんですよ。私もそうなれるように頑張ります!

藤原:若さとポジティブさが羨ましいです。どこからそのメンタリティが来てるんですかね?

尾﨑:そんなポジティブではないですけど、昔読んだ本で、「チャレンジをしてる20代は成長か成功しかない」って書いていたんです。すごく心に刺さって、20代で出来ることは20代で挑戦しようと、今も思っています。だから、こんな成長できるチャンスを頂いたことに会社には感謝しかないんです。

藤原:確かに、50代よりは20代でチャレンジした方が何倍も成長や成功する確率が増えますね。ちなみに、ご家族は一緒に?

尾﨑:実は子供がもうすぐ産まれるので、先に一人で韓国に行ってきます。

藤原:あら、それはおめでとうございます!

尾﨑:ありがとうございます。向こうでの生活環境や仕事もある程度、整えてから1年後に家族と一緒に向こうで暮らしたいと思っています。

藤原:「若さと幸せと希望」が羨ましすぎますね。(笑)

尾﨑:はい、岡畑がそのチャンスをくれたんです。

藤原:いや、自分でそのチャンスをもぎ取ったと思いますよ。9月まであまり時間もなく準備や引き継ぎ色々とお忙しいとは思いますが、体だけは壊さずに元気で楽しみながらお仕事して来てください。

尾﨑:はい、もちろんです!ありがとうございます。

藤原:お父さんにもよろしくお伝えください。拓郎さんの話をしましょうって。(笑)

尾﨑:かしこまりました。「人生を語ろう」と、伝えておきます。私はまだ人生を語れませんので。(笑)

藤原:あははは、拓郎さんのファンしかわからないですよ。(笑)本日は長時間、ありがとうございました。

尾﨑:こちらこそ、ありがとうございました。

編集部より

尾﨑さんはなるべくして、駐在員になったのですね。海外で働くために、陰で勉強して、アピールしているなんてびっくりです。

岡畑興産では「海外とガッツリ働く人」を絶賛募集中です!海外で面白い仕事がしたい方、海外と楽しく仕事がしたい人、いつでもご連絡ください。

次回は、またまた海外思考の強い若人!川野さんを予定しています。お楽しみに!

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