2024.06.19
インド出張報告-ChemExpo India 2024-
こんにちは。岡畑興産の川野です。
2024年4月24日~25日まで、インドのムンバイ@Bombay Exhibition Centreで行われたChemExpo India を訪問してきました。
リアルとデジタルの2刀流がモットーの「岡畑興産」、リアルで参加してきた海外展示会をデジタルでお届け。もちろん今回の得てきた情報を元に、リアルでもお客様にお届けしてまいります。
それでは展示会の様子をレポートします。
展示会情報
ChemExpo Indiaは毎年行われており、2023年は約2.2万人が来場しました。
2024年は、2日間で54の国々から約2.5万人が来場したと発表されています。
ChemExpo India は、バルク、ファイン、スペシャリティの化学産業をカバーしている展示会です。インドの他、多くの国際企業が出展されます。本展示会では、新しいビジネス関係の構築やイノベーションと製品紹介、技術を紹介する機会を提供します。インド全土および世界中から、10,000以上の来場者を見込んでいます。同時開催として、化学プラント生産設備、ロジスティクス展も開催されます。
引用元:ChemExpo INDIA 2024 – 2024年04月 | 世界の見本市データベース(J-messe) – ジェトロ (jetro.go.jp)
出展社の内容
ChemExpo Indiaは、「化学品」に関わる企業の展示会で、出展社は香料や植物エキス、機能化学品、精密化学品や農薬等を扱っているメーカーや商社、製造ラインの効率化をサポートする生産設備メーカーやコンサルタントなどの企業でした。
弊社と30年来のパートナー企業であるBlack Roseも出展しており、Principalsの欄にも弊社の名前とロゴが掲載されていました。
岡畑興産とBlack Roseとの関係はブログにて紹介しています。
インドのローカル企業の他には、イギリスやアメリカの化学メーカーのインド工場、インド支店も出展していました。
さらに、出展者ではなく来場者として登録している人が、自社のカタログを配り歩いていることに驚きました。私も会場内で地図を見て立ち止まっているときに、後ろから突然話しかけられて、会社と製品の紹介等の売り込みを受けました。
化粧品分野を中心に原料メーカーを探しましたが、弊社が取り扱っているアミノ酸系界面活性剤やアニオン系界面活性剤を製造しているメーカーはいくつかありました。
価格や生産能力等のメリットがあるにも関わらず、中東や欧米向けにのみ販売を行っており、日本向けの販売実績はないメーカーが多かったことが印象的でした。
弊社のコンテンツ「どこ展」では、中国・韓国産の原料をいくつも紹介しておりますが、インド品はBlack Rose製のアクリルアマイド(アクリルアミド)の1製品のみです。
感想
「日本向け化粧品原料のソーシングは欧米向けとは違う」という点について、理解していないメーカーが多かったと感じました。
例えば、日本に化粧品原料を紹介する時には、医薬部外品原料規格に合致しているかどうか?が判断材料の一つになります。
また、日本と欧米では化粧品のトレンドも違います。
日本のお客様が求めていること(品質、トレンド等)をインドメーカーに伝えることで、日本向けの市場開拓をサポートできるのではないかと強く感じました。
今後も、インド産原料のソーシング・インドのメーカー紹介を積極的に行ない(もちろん日・中・韓・台も)、お客様のお困りごと、BCPやTCRにも貢献していきたいと思います。
引き続き、岡畑興産をよろしくお願い致します。