2022.09.12
化学工場 臭気対策のラストワンマイル①:おたくの工場体臭、大丈夫?(お客さまの告白集)
こんにちは。工場臭気対策のラストワンマイル活動家、萩田です。
前回は工場臭気の種類、事例や対策について解説しました。
今回も、工場の臭気対策について。
と、その前に「スメルマネジメント」という言葉をご存じでしょうか?
スメルマネジメントとは
自分のニオイを適切にケアし、周囲を気遣うこと。特に男性は暑い季節になると、大量の汗とそれに伴うニオイが気になります。
私自身もそうですが、営業という職業柄お客様と近い距離で接する事の多い仕事ですので、自身が放つニオイは気になるところ。
一応気にしているので、それなりの対策はしているつもり。
でも汗だくで営業先から帰ってきた日の夕方なんかは結構ニオっているかも?困ったことに自分自身のニオイには気づきませんし、回りも気遣って言ってくれない。
今回化学品業界のお客さまにお話を聞いて思ったのは、化学工場のニオイも体臭と同じだな~ってこと。
そこで働く人たちは、そのニオイになれてしまっているので気づかない(気にならない)。そして回りも気遣って余り指摘しない(化学品工場だから仕方ないよね)。
なので当の本人は、うちの工場は大丈夫です。ちゃんと対策してますので。いや、そもそもうちの工場はニオイませんから・・・本当にそうでしょうか?
私の体臭も指摘してくれるのは優しい?妻だけ・・・あんたクサイで。
そこで私は思うのでした。おたくの工場ニオッてますよ。っていってあげることが優しさではと・・・。
今回、十数社のお客さまにお声がけして自覚症状をお持ちのメーカーさんはごく僅かでしたが、告白頂いたいくつかの困り事をシェアしたいと思います。
化学工場の臭気問題 具体例
ケース1:原料そのものの臭気1 (クレゾール臭)
くさいと分かって使うので工場内対策はバッチリ。製品も中間原料として化学メーカーに納入するので、問題にはなっていない。
問題は、季節や風向きによって、対策の網をかいくぐり、漏れ出る、僅かなニオイ。年に数回ながらも、近隣からはクレームが。密閉、吸収、燃焼など手を尽くしたが、もはやお手上げ状態・・・
ケース2:原料そのものの臭気2 (パーオキサイド)
ケース1同様、くさいと分かって使うので工場内は、ある程度対策は打てている。一番の問題は、製品として市場に出回った後。製品にニオイが残らないよう、高価なニオイの少ない原料を選択しているが、本音は、ニオイはキツいが高機能/低価格な原料を使いたい。
ケース3:排水処理からの臭気 (汚泥臭)
排水処理用の活性汚泥、バクテリアの状況によっては臭気を放つことがあるとのこと。特にバクテリアが弱ってしまったときなど。生き物相手なので、対策の打ちようがない。
おまけ:更衣室、お風呂場の臭気
作業員の皆さんが使う更衣室や風呂場。臭くて当たり前になっているけれど、やっぱり社員のことを考えると、対策打った方が良いですよね?(まずは、リセッシュお願いします)
さすが化学メーカーさま、臭気対策はキッチリ取り組んでおられます。
特に現場(工場)については漏れ出ないような工夫、漏れ出るモノについてはスクラバーや燃焼塔などの活用、打てる手は尽くしたと言う印象。
それ以上ににじみ出る臭いや製品への持ち込みについては、お手上げと言うのが現状のようです。もうこうなると体臭と同じく無臭にするというのは、ナンセンス。
最後に
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