2023.10.19
ゴム製品の悪臭低減プロジェクト中間報告、第2弾。〜“練り消しモデル”のサンプル、「ゴム臭くない、ゴム製品」を嗅いでみませんか?
ゴム製品の悪臭低減プロジェクト中間報告、第2弾。〜“練り消しモデル”のサンプル、「ゴム臭くない、ゴム製品」を嗅いでみませんか?
前回は、高温反応でも香りは維持。ゴム物性への影響も軽微。つまり、ゴム臭くないゴム製品の魔法のレシピ、見つけちゃったかも。というお話でした。
今回は、「ゴム臭くない、ゴム製品」を嗅いでみて、使い方を一緒に考えませんか、というお話。
臭くないゴム製品の衝撃。その差を嗅ぎ分けてみよう。
「衝撃的」
“ゴム臭くない、ゴム製品”のニオイを嗅がれたお客さまが、驚いた表情でポロッとつぶやいた言葉です。そうなんです。ゴムがゴム臭しない。そこに当たり前に存在していたニオイがない、という衝撃。むしろ、戸惑い?。
早速写真で見てみると、
はい、見た目は一緒です。。。
サンプルを嗅いでみると、
A)現行品(EPDM)
「。。。いつものゴムのニオイ、ですね」
B)香料を練り込んだ“練り消し”サンプル
「えぇー、ゴム臭はほぼ消えて、むしろ微かに良い香りが!」
新しい発見:
「ゴム臭がしないゴム」を嗅いでから、現行品に戻ると、なんかいつもより臭い、気がする。今まで鼻が慣れていた(専門的には、“鼻の受容体と脳が順応”していた)だけで、やっぱりゴム臭はそれなりに強烈でした。。。
改めて、この強烈なニオイを軽減できるって、なんかすごくないですか?
百聞はひと嗅ぎに如かず:
ぜひ、その衝撃、インパクトを嗅ぎに、ご来社ください。もしくは、お声かけいただければ、弊社営業が、AB嗅ぎ比べサンプルを持参して、飛んで伺います!
魔法のレシピの使い方
ゴム臭くないゴム製品、「スゴいのはスゴいけど、いざ製品化って考えると、イメージが。。。別に、現行品(ゴム臭いゴム製品)のままでも売れてるしなぁ」これが、検討いただいている皆さまの本音かもしれません。
<ゴム臭くないゴム製品の、仮想妄想、活用イメージ>
今までゴム臭を数日寝かして出荷されていた場合は、「臭くないゴム製品」だと、生産後すぐ出荷が可能になりますし、自社工場の作業場の悪臭低減にも大きく寄与します。
ゴム製品を運ぶ時(トラック荷台での悪臭)、保管する時(密閉空間での悪臭)、お客さま先での加工環境の悪臭低減にもつながります。(もしも、ゴム臭くないタイヤがあれば、トラック運送時や販売店でのニオイ対策にもなるのでは?)
臭いから使えなかった(もしかして昔使っていた?)、強烈に臭いけどハイパフォーマンスな原料や添加剤も使えるようになるかも。マスキング香料があれば、現行品では出せない、超高機能な「ゴム臭くないゴム製品」が開発できるかもしれません。
臭いから敬遠されていた(使おうとも思わなかった)新しいゴムの用途も見つかるかも。
より快適な働く環境、採用や定着率アップなど、臭くないゴムのレシピが、御社製品の差別化要因になるかもしれません。
まとめとお願い🙇
ゴム臭くないゴム製品。ポテンシャルありそうだけど、製品開発はこれからです。
このサービスでは、ケミカルプロセスを理解しつつ、悪臭に向き合う香りのプロ調香師が、悪臭源に合わせた香料、添加量をご提案。つまり、香りの調整が可能です。
百聞は一見にひと嗅ぎに如かず。ご興味あれば、是非ご連絡ください!
そして、ゴム臭さを低減できる、「ゴム臭くない、ゴム製品」いう魔法のレシピの使い方、一緒に考えてませんか?
嗅いでみたい方。さらには、マスキング技術、ペアリング香料、適用事例や価格等々、ご興味ある方は、お気軽にお問い合せ下さい。皆様のご連絡をお待ちしております!
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最後に1:ニオイ嗅ぎ比べ動画をどうぞー
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