2021.06.28
スクワランとは?肌への効果や危険性の有無について解説!
こんにちは。「岡畑興産」の菅です。
保湿効果があり、スキンケア商品に多く使用される「スクワラン」。
どう作られ、どう効果があるのかといった基本から、副作用など危険性はないかといった点まで、気になるところはたくさんありますよね。
今回はスクワランとはどんなものかを、詳しく解説!
原料や抽出方法、安全性や効果までお話ししていきます。
スクワランとは?その特徴や種類をチェック!
保湿効果の高いスクワランは、クリームや乳液などのスキンケア製品、口紅・ファンデーションなどのメイクアップ化粧品によく使用されている原料です。
その他、ボディ・ハンドケア製品やネイル製品などの用途で使われることが多いです。
サラッとした触感・べたつきが少ない・伸びが良いといった特性から、クリームなどの感触改良目的でも使われます。
スクワランの基本情報は以下の通りです。
化粧品表示名称・部外品表示名称:スクワラン
INCI名※:Squalane
CAS番号:111-01-3
※INCI名とは、化粧品成分の国際命名法により名付けられた国際的な名称のことです。
【構造式】
このような構造式で構成され、動植物の体内で合成される「スクワレン」に水素を添加し化学的に安定させたものです。
スクワランはサメ肝油由来のものが有名ですが、コーン油やオリーブ油などの植物油から作られるものもあります。
スクワランとはどんな成分?肌への効果とは?
上記の通り、スクワランの前駆体である「スクワレン」は人間の皮脂に含まれている成分で、高い浸透性や保湿効果があります。
皮脂は汗や水分と混ざって人の肌を覆う膜となり、皮膚を紫外線や乾燥から守ってくれます。
皮脂中のスクワレン量は10代後半が最多で、年齢とともに減ってしまうため、皮膚のうるおいを保つためには化粧水やクリームで油分を補ってあげることが重要です。
スクワレンには空気に触れると酸化しやすいという性質がありますが、スクワランはスクワレンの浸透性や保湿効果を保ったまま、スクワレンよりも酸化しにくいという優れた性質を持っています。
そのため、スクワランは皮膚に塗布する保湿クリームなどによく使用されています。
スクワランはサメ肝油や植物油から作られるというお話をしましたが、岡畑興産は中国産の大豆由来のスクワランをご提案しています。
なぜ大豆由来のスクワランに着目したかというと、最大のポイントは原料調達です。
コーンやオリーブには収穫量が不安定という問題がありますが、大豆は中国の重要農産物で、自国生産に加え海外からの調達も安定しています。
中国でスクワランを製造する場合の原料としては、大豆が最適というわけです。
スクワランに危険性はない?
スクワランは元々人の皮脂に含まれている成分で、危険性はありません。
10年以上の使用実績があり、医薬部外品の原料として認められた原料を収載している「医薬部外品原料規格2021」にも収載されています。
皮膚や眼への刺激性、皮膚の感作性もないという結果も出ているようです。
赤ちゃんや妊娠中に使用しても良い、安心・安全なオイルともされており、ベビーマッサージや妊娠線予防などにも効果があると言われています。
純度が高いほど安全性も上がるとも言われいるため、高純度のものを選ぶようにすると、さらに安心です。
また、スクワランの元になるスクワレンはサプリメントとしてもよく使用されており、内服しても問題ありません。
スクワランは危険性がなく安心!効果も知って正しく活用を
スクワランは皮膚に対する優れた浸透性、保湿性をもつ成分で、保湿クリームを始め各種化粧品に配合されています。
元々体内で合成される成分のため、人体への危険性はありません。
赤ちゃんや妊娠中に使用しても良い、安心・安全なオイルともされており、副作用はほとんど報告されていないため安全性は高いといえるでしょう。
一般的にはサメ肝油由来のスクワランが有名ですが、植物由来のものもあり、岡畑興産は大豆由来のスクワランをご提案します。
岡畑興産は、東アジアを中心に化粧品原料を豊富に取り扱う化学品専門商社。
化粧品原料のことなら、岡畑興産にお気軽にご相談くださいね。
岡畑興産が運営している常設オンライン展示会「どこ展-どこでも、ひとり展示会」でも
詳しく紹介していますので、ぜひお越しください。