2025.02.20
スクワランとは?その種類や肌への効果をご紹介!危険性や選び方も解説
こんにちは。岡畑興産の菅です。
保湿効果があり、スキンケア商品に多く使用される「スクワラン」。
どう作られ、どう効果があるのかといった基本から、副作用など危険性はないかといった点まで、気になるところはたくさんありますよね。
今回はスクワランとはどんなものかを、詳しく解説!
原料や効果、安全性までお話ししていきます。
目次
スクワランとはどんな成分?特徴や種類をご紹介
保湿効果の高いスクワランは、クリームや乳液などのスキンケア製品、口紅・ファンデーションなどのメイクアップ化粧品によく使用されている原料です。
そのほか、ボディ・ハンドケア製品やネイル製品などの用途で使われることが多いです。
サラッとした触感・べたつきが少ない・伸びが良いといった特性から、クリームなどの感触改良目的でも使われます。
スクワランの基本情報は以下の通りです。
- 化粧品表示名称・部外品表示名称:スクワラン
- INCI名※:Squalane
- CAS番号:111-01-3
※INCI名とは、化粧品成分の国際命名法により名付けられた国際的な名称のことです。
【構造式】
このような構造式で構成され、動植物の体内で合成される「スクワレン」に水素を添加し化学的に安定させたものです。
スクワレンには空気に触れると酸化しやすいという性質がありますが、スクワランはスクワレンの浸透性や保湿効果を保ったまま、スクワレンよりも酸化しにくいという優れた性質を持っています。
スクワランの美肌に近づく効果・効能とは?種類もご紹介
「スクワラン」や、その前駆体「スクワレン」は、人間の皮脂に含まれている成分で、お肌のうるおいを守る保湿効果や、エモリエント効果、バリア機能を高める効果などがあります。
エモリエント効果については、以下のブログでも詳しく解説しています。
エモリエントとは?代表的な成分や効果を引き出す使い方について紹介
皮脂中のスクワレン量は10代後半が最多で、年齢とともに減ってしまうため、皮膚のうるおいを保つためには化粧水やクリームで油分を補ってあげることが重要です。
そのため、スクワランを含んだ製品を使うことは大変有効です。
バリア機能を高める効果で肌のターンオーバーも正常化できるので、肌トラブルを防ぐことにもつながります。
また、スクワランはサメ肝油由来のものが有名ですが、植物由来のスクワランもあり、最近では植物由来のスクワランを使用した化粧品も増えています。
低刺激であるため、敏感肌の方も安心して使える点も魅力です。
植物由来のスクワランには、コーン油由来、サトウキビ由来、オリーブ油由来など、さまざまな種類があります。
なかでも、岡畑興産は大豆由来のスクワランをご提案しています。
サトウキビやオリーブは生産地が遠かったり収穫量が不安定といった問題があります。
一方で、大豆は中国の重要農産物であり、自国生産に加え海外からの調達も安定しています。
植物由来のスクワランについてはどこ展でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
スクワランの安全性は?危険性はない?
スクワランは元々人の皮脂に含まれている成分で、危険性はありません。
10年以上の使用実績があり、医薬部外品の原料として認められた原料を収載している「医薬部外品原料規格2021」にも収載されています。
皮膚や眼への刺激性、皮膚の感作性もないという結果も出ているようです。
赤ちゃんや妊娠中に使用しても良い、安心・安全なオイルともされており、ベビーマッサージや妊娠線予防などにも効果があると言われています。
また、スクワランの元になるスクワレンはサプリメントとしてもよく使用されており、内服しても問題ありません。
スクワラン配合化粧品の選び方は?おすすめの使用方法もご紹介
スクワランが配合された化粧品を選ぶ際のポイント、使い方についてご紹介します。
スクワラン配合化粧品の選び方
・純度が高いものを選ぶ
スクワランは純度が高いほど、酸化しづらく、紫外線の影響も受けにくくなります。
また、肌への刺激も少なくなります。
・添加物に注意する
スクワランは低刺激で安全ですが、製品の中にはアルコールや香料などの添加物が入っているものもあります。
購入の際には成分表示もチェックしましょう。
スクワラン配合化粧品を使用するポイント
洗顔で汚れを落とし、化粧水で保湿した後にスクワランを使用するのがおすすめです。
最後にスクワランを使用すると、より効果が高まります。
スクワランの種類や効果・効能を知って、正しく活用を!
スクワランは皮膚に対する優れた浸透性、保湿性をもつ成分で、保湿クリームを始め各種化粧品に配合されています。
元々体内で合成される成分のため、人体への危険性はありません。
赤ちゃんや妊娠中に使用しても良い、安心・安全なオイルともされており、副作用はほとんど報告されていないため安全性は高いといえるでしょう。
一般的にはサメ肝油由来のスクワランが有名ですが、最近では植物由来のものもあり、岡畑興産は大豆由来のスクワランをご提案しています。
岡畑興産では化粧品の原料を多数取り扱っています!
ご興味のある方は岡畑興産ブログをぜひチェックしてみてください!
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